おとうふ豆知識

普段何気なく食べているおとうふですが、例えば「木綿とうふと絹とうふの違い」など意外に知っているようで知らないこともあります。ここではそんなおとうふの「豆知識」をご紹介いたします。

おいしく保存する方法

一度に使い切れなかったおとうふは、たっぷり水を張った容器に入れて、ふたをして冷蔵庫で保存します。(必ずおとうふが隠れるまで水を入れます)空気にふれると、風味が損なわれていきますので、なるべく早めに使い切るようにしてください。最近では、様々なサイズのおとうふが販売されていますので、用途に合った分量のおとうふや、保存しやすい便利な使い切りパックのご利用をおすすめします。

木綿とうふと絹とうふの使い分け

木綿とうふは、豆乳ににがり(凝固剤)を加えて固めたものを一度崩してから、木綿布を敷いて圧力をかけて押し固めたものです。一方、絹とうふは、豆乳ににがり(凝固剤)を加えて、そのまま固めてつくったものです。

木綿とうふは、固めてから一度崩し、押し固めているため味しみがよく、また崩れにくいのが特徴。煮物や炒め物、豆腐ハンバーグにおすすめです。絹とうふは、なめらかでつるっとした食感が楽しめる、冷や奴やサラダ、汁物の具などのメニューがおすすめです。

資料:五訂増補 日本食品標準成分表
成分 木綿とうふ 絹とうふ
たんぱく質 6.6g 4.9g
ビタミンB1 0.07mg 0.1mg
ビタミンB2 0.03mg 0.04mg
カルシウム 120mg 43mg
マグネシウム 31mg 44mg
0.9mg 0.8mg
亜鉛 0.6mg 0.5mg
カリウム 140mg 150mg
水溶食物繊維 0.1g 0.1g
不溶性食物繊維 0.3g 0.2g

パックに水が入っていない絹とうふ、充填豆腐

絹とうふは、パックの中に水が入っているものと、入っていないものの2種類があります。 パックの中に水が入っているものは、おとうふを型箱で固めてから1丁のサイズにカットし、水と一緒にパックに入れる、昔ながらの製法でつくられたものです。 一方で、パックの中に水が入っていないものは、充填とうふと呼ばれ、豆乳のままの状態でパックに充填し、その後加熱して固めるため、カットや水を入れる必要がありません。また日持ちが良いのも特徴です。

油揚げの「寿司揚げ」「浮かし揚げ」

油揚げは、木綿豆腐のような生地をカットし、低温→中温→高温と温度を変化させながら揚げていきます。

油揚げとして一般的に目にするのは、中が開きやすく、味が馴染みやすい「寿司揚げ」と呼ばれる油揚げです。ふんわりと仕上げています。おいなりさんや炊き込みご飯などにおすすめです。

「浮かし揚げ」は「手揚げ風」油揚げともいわれ、油に浮かせて何度もひっくり返しながらじっくりと揚げていきます。通常の油揚げよりも肉厚な分、しっかりとした食感が楽しめ、煮物や鍋物におすすめです。

厚揚げと絹厚揚げ

厚揚げは、一般的には水切りした木綿とうふを高温で揚げたもので、味しみがよいのが特徴です。一方、絹厚揚げは、なめらかな食感の絹とうふでつくる厚揚げです。相模屋の「焼いておいしい絹厚揚げ」は、今までになかったもっちりとした食感をお楽しみいただけます。

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