2019/06/12企業情報

~日本の伝統食品「TOFU(おとうふ)」を通してSDGsを推進~ 『2019 国連ニューヨーク本部SDGs推進会議』にておとうふの相模屋がSDGs達成に向けた取り組みをスピーチ

相模屋食料株式会社(本社:群馬県前橋市/代表取締役社長 鳥越淳司 以下、相模屋)は、国際連合ニューヨーク本部で開催された『2019国連ニューヨーク本部SDGs推進会議』(現地時間2019年6月6日開催)において、SDGs達成に向けた取り組みについてスピーチを行いました。
豆腐製造のリーディングカンパニーである相模屋は、生活に密着した「食」に携わる企業として、SDGs達成を重要な取り組み課題と位置づけ、おとうふを通してSDGs達成に向けた活動に取り組んでおります。植物性たんぱく質豊富なヘルシーフード「おとうふ」による食資源不足の課題解決や、事業活動を通した環境負荷の低減に取り組み、実現してきました。
SDGsの取り組みを報告する本会議については、昨年開催の『2018国連ニューヨーク本部SDGs推進会議』から参加しており、日本の食文化「おとうふ」の新旧の魅力と、女性活躍の推進を食でサポートする相模屋の取り組みについてスピーチをいたしました。2年連続となる今回は、女性活躍の推進に加えて食資源不足の課題解決や環境負荷低減に関する取り組みを紹介。「おとうふ」を通じたSDGs推進と合わせて、日本の伝統食品「TOFU(おとうふ)」の可能性を世界へ向けて発信しております。

■伝統食品「TOFU(おとうふ)」による、食資源不足の課題解決に向けた取り組みをアピール
『2019国連ニューヨーク本部SDGs推進会議』では、当社社長の鳥越がスピーチを行い、「TOFU」を通したSDGs達成のための取り組みについて話をいたしました。合わせて、優れた栄養素である植物性たんぱく質の魅力を“Miracle Protein”として伝え、植物性たんぱく質豊富な日本の伝統食品「TOFU」の可能性を世界へ発信しております。

TOFUは植物性たんぱく質が豊富に含まれた穀物“大豆”を主原料とする、古くから日本人の健康を支えてきたヘルシーフードです。大豆を使った食品の中でも代表的な位置づけのTOFUをもっと広めていくため、相模屋は様々な取り組みを進めてきました。創業以来「TOFUのおいしさ」にこだわり続け、植物性のヘルシーフードながら「おいしいから食べたい」と思える商品づくりに努めるとともに、簡単に食べられる豆腐ミールキットやチーズのようなTOFUなどお客様のニーズに合わせた多様な商品を開発し、市場拡大を実現しています。
また、大豆は近年、環境負荷の少ない植物性たんぱく質として世界的に注目を集めています。日本から世界へ、TOFUを通してMiracle Protein(植物性たんぱく質)を幅広い層へ提供することで人々の健康を支えるとともに、環境負荷の少ない植物性たんぱく質源「TOFU」の市場を広げて持続可能な食の供給を推進していきます。

■ 地球の環境と人々の健康を守るための、生産者としての取り組みと思いを発信
相模屋は「ものづくり」の会社として、地球の環境と人々の健康を守るための取り組みに努めております。
事業活動を通して環境負荷の低減に向けた2つの取り組みを行っており、取り組み内容と成果、取り組みにかける思いについてスピーチをいたしました。
取り組みの1つは、食品ロス削減に関する取り組みです。TOFUは天候と気温の影響により販売数量が大きく変化をする食品で、在庫対応ができないこともあり、需要予測が外れると大きな廃棄ロスが発生します。相模屋では需要予測の精度を向上させるため、日本気象協会と共同で気象予測データを活用した需要予測システムの確立に取り組み、廃棄ロスを30%削減させることに成功しました。現在では、多くの食品メーカーがこのメソッドを活用するべく研究を行っており、食品産業における食品ロス削減の取り組みにも寄与しております。
2つめは、TOFUのメーカーとして最も重要な課題の一つである“おから”の活用に向けた取り組みです。TOFUの製造工程上、必ず発生する“おから”は、食用では賄いきれないほど大量に生じる上、素材特性から日本では産業廃棄物に指定されており、環境に与える影響は非常に大きなものとなっています。相模屋では “おから”の活用として、“おから”からセルロースナノファイバーを抽出する研究を産学連携で進めております。現在、もう一歩で実用化に漕ぎつけることができるところに来ており、長年にわたる豆腐業界の重要課題を解決する画期的な成果となると期待しております。

いずれの取り組みについても、実現に向けて「諦めないこと」を肝要に挑戦し続けてきました。今後もTOFUという素晴らしい食品を通して、Miracle Proteinを世界へ広げ、SDGsの取り組みにつなげていきます。

【相模屋食料株式会社 会社概要】
■代表者   :代表取締役社長 鳥越 淳司

■本 社    :群馬県前橋市鳥取町123 TEL:027-269-2345
■設 立    :1951 年 10 月
■資 本 金  :8000 万円
■売 上 高  :254 億円(2019 年2 月期計/グループ計)
■事業内容   :大豆加工食品(豆腐・油あげ・厚揚げ等)製造および販売
■事業の特徴 :
豆腐の基本である木綿とうふ・絹とうふに最も力を入れることで培ったノウハウをもとに「おとうふをおもしろくする」をコンセプトにした自社開発商品も広く展開する豆腐業界のリーディングカンパニー。機動戦士ガンダムとコラボレーションした「ザクとうふ」、F1層(20~34歳女性)向けに開発したおとうふ「ナチュラルとうふ」シリーズなどで、伝統食品おとうふの魅力を幅広い層へ伝えています。また、レンジ調理で気軽に食べられる簡単即食の「ひとり鍋」シリーズや「とうふ麺」などのおとうふ惣菜商品を展開。素材型の食品である豆腐の世界を広げています。

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