2018/07/02企業情報

おとうふの相模屋(群馬県前橋市)が、新たな製造拠点として関西に新会社を設立

相模屋食料株式会社(本社:群馬県前橋市 代表取締役社長 鳥越淳司、以下 相模屋)は2018年7月2日、100%出資による子会社、匠屋株式会社(兵庫県伊丹市池尻7丁目139)を設立いたしましたので、下記の通りお知らせいたします。

1.新会社設立の目的
日本の伝統食品である豆腐の市場は成熟市場として長く停滞状況にあり、豆腐製造事業所数は縮小傾向にあります。相模屋はこれまで事業継続支援を中心とした業界再編に積極的に取り組んでおり、地場産業色の強い豆腐業界において、豆腐製造事業の継続を実現することで、地域における豆腐文化の維持や技術の継承、雇用の維持を図ってきました。
このたびの新会社工場は、2018 年2 月末に廃業した但馬屋食品株式会社(以下、但馬屋食品)の本社工場(池尻工場)を稼働させて製造拠点とするものです。関西屈指の老舗豆腐メーカーである但馬屋食品の廃業は関西地区における豆腐供給に大きな影響を与えており、安定的な商品供給源の確保が急務となっています。但馬屋食品の本社工場を活用し、旧従業員の正規雇用を推進することで、関西地区での安定的な商品供給と老舗メーカーが培ってきた高い技術の継承、地域における雇用の維持を図ります。

2.新会社の概要

 

 

3.今後の展開と見通し
相模屋は減少傾向が著しい豆腐業界において減少に歯止めをかけ、地域における豆腐製造と雇用を維持するため、事業継続の支援要請に応える形で子会社化による事業継続支援を展開してまいりました。2012 年より5社の事業継続支援を行っており、相模屋の生産管理や製造技術等のノウハウを活用した事業基盤強化と新規ラインの導入などの設備投資により、早期での事業収益改善を実現し、業界の活性化を図っております。
新会社については、老舗豆腐メーカーとして培った但馬屋食品の高い技術を継承することで、関西地区における豆腐の嗜好に合致した商品の製造が可能になります。相模屋が積み重ねた支援ノウハウを活かし、地域における豆腐製造と雇用の維持を通して、伝統ある関西の豆腐文化の継承に努めます。また、相模屋グループとしても、豆腐・大豆加工品の生産体制の強化・効率化及び製販物流の合理化を図ることにより、消費者ニーズに応える商品の生産及び安定供給の実現を図ります。

以上

【相模屋食料株式会社 会社概要】

■代表者   :代表取締役社長 鳥越 淳司
■本 社    :群馬県前橋市鳥取町123 TEL:027-269-2345
■設 立    :1951 年 10 月
■資 本 金  :8000 万円
■売 上 高  :224 億円(2018 年2 月期計/グループ計)
■事業内容   :大豆加工食品(豆腐・油あげ・厚揚げ等)製造および販売
■事業の特徴 :
豆腐の基本である木綿とうふ・絹とうふに最も力を入れることで培ったノウハウをもとに「おとうふをおもしろくする」をコンセプトにした自社開発商品も広く展開する豆腐業界のリーディングカンパニー。機動戦士ガンダムとコラボレーションした「ザクとうふ」、F1層(20~34歳女性)向けに開発したおとうふ「ナチュラルとうふ」シリーズ、「BEYOND TOFU」などで、伝統食品おとうふの魅力を幅広い層へ伝えています。また、レンジ調理で気軽に食べられる簡単即食の「ひとり鍋」シリーズや「とうふ麺」などのおとうふ惣菜商品を展開。素材型の食品である豆腐の世界を広げています。

【本件に関するお問い合わせ先】
相模屋食料株式会社 広報部 片岡
電話:03-5213-4955

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