CSV(Creating Shared Value)活動

CSV(Creating Shared Value:共有価値の創造)活動について

企業が、お客様や社会と共有できる価値を創造すること。
事業を通じて、私たちに何ができるか、何をすべきかを考えました。
私たちの事業は、人が生きていくうえで最もベースとなる「食」に関わるもの。
お客様ひとりひとりにとっても、社会にとっても、「食」は切っても切り離せないものだから、私たちができること・すべきことは、大げさなものではなく、ごく身近なところにあるのでは。
そう考えて、身近な課題3つに対して、地道に・着実に取り組むことにいたしました。
まず1つめは、「食」が密接に関与する「健康」の問題。
個人としてのみならず社会的課題としての重要性を増している「健康」について、私たちの事業の本質を追求することで寄与していきたいと考えます。
2つめは、「省エネ・省資源対策」「食品ロス問題」への取り組み。
社会全体で取り組むべき大きな課題であるため、「食」の製造事業者の立場から取り組みを行う必要を感じています。
3つめは、「地域社会」への貢献。
地方都市に拠点を置く私たちにとって、地域社会の未来を明るいものにしていくことは、とても大切なことだと思っています。親が子に何かを残したいと思う気持ちのように、地域社会の未来に向けて何かお役に立ちたい。その思いで取り組みを行っています。

「おとうふ」による健康的な食生活の推進

相模屋は1951年に、町の小さなおとうふ店として創業以来、日本人の身近な食材「おとうふ」を、日々の食卓に届け続けてきました。
古くから日本人の健康を支えてきた大豆でできているおとうふは、大豆たんぱく質が豊富な食材。他にもカルシウムやマグネシウム、大豆イソフラボンなど、栄養素が豊富に含まれています。
健康的な食材、おとうふ。そのメーカーだからこそ、日々のおとうふづくりに真摯に取り組み、安心安全でおいしいおとうふを食卓にお届けすることそのものが、「健康」という社会課題に対する貢献と考えます。
さらに、おとうふをより食生活に取り入れていただけるよう、現代のライフスタイルや志向に合った商品開発やPRによる啓蒙活動にも力を入れております。
おとうふをもっとおいしく、もっと気軽に。そうした取り組みによって、健康的な食生活推進の一助になれればと思います。

健康寿命の延伸に向けた取り組み

すべての人が健康に暮らせるように。
加齢とともに心身の活力(運動機能や認知機能等)が低下した状態を「フレイル」といいます。
誰もが元気に活動でき、心身ともに豊かに暮らせるように、健康寿命の延伸に向けた取り組みとしてフレイル※予防の重要性・必要性が益々高まっています。

フレイル予防では、生涯健康であるための3つの柱として、「栄養」「運動」「社会参加」を掲げています。すべての人に関係する「食」については、日常生活においてフレイル予防を行っていきやすく、おとうふのメーカーである相模屋も「食」を通してフレイル予防をサポートしております。
おとうふは、植物性たんぱく質の代表格「大豆」からつくられる食品です。加齢によって衰える筋力のためにも、たんぱく質の摂取はとても重要。だからこそ、毎日おいしく・楽しく召し上がっていただける、そんな商品の提供に力を入れています。
また、調理がすこし大変になってきても、レンジ調理などで、少し手を加えるだけで簡単においしい1人前のとうふ惣菜がいただける商品のラインナップも充実させています。
毎日の食で、無理なく・おいしくフレイル予防を行える商品づくりとご提案に一層努め、誰もが元気に活動でき、心身ともに豊かに暮らせる社会の実現に貢献してまいります。

※年をとって心身の活力(筋力、認知機能、社会とのつながりなど)が低下した状態

「需要予測プロジェクト」による
省エネ・省資源対策及び食品ロス削減への貢献

相模屋は、一般財団法人日本気象協会(本社:東京都豊島区)実施の「需要予測の精度向上・共有化による省エネ物流プロジェクト」へ参画。気象予測を活用した高度な需要予測システムを用いた生産計画に取り組み、生産計画における需要予測の精度向上を実現しています。
生産計画における需要予測の精度向上の実現は、省エネ・省資源達成や食品ロス削減につながるものとして高く評価され、「平成28年度 省エネ大賞 経済産業大臣賞※1」や「第4回 食品産業もったいない大賞 農林水産省食料産業局長賞※2」を共同受賞いたしました。
今後も本活動の継続的な取り組みを通して、社会的課題である省エネ・省資源対策や食品ロス削減に一層努めてまいります。

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